2009年04月01日
人に好かれてうまくいく「愛嬌力」

人に好かれてうまくいく「愛嬌力」 はずむ人間関係をつくる仕事のしかた 本間正人、祐川京子(大和書房)
祐川さんといえば、数回お目にかかったことがありますが、とても美しい方なんです。
祐川さんみたいにキレイだったら、愛嬌力なんかいらないでしょう、嫌われないよ、絶対(笑) と思うほど。
ですが、祐川さんは、著書の中でこのように書かれています。
本来、人間は皆、天性の愛嬌があるそうです。「赤ちゃんは、大人から愛され守ってもらうために、本能的に無邪気に笑い、可愛い仕草をしている」と聞いたことがあります。ところが、成長の過程で天性の能力を閉ざしてしまう人が多いのかもしれません。
じつは、私もその一人でした。子どもの頃から何かと劣等感を抱いていた私は、まったく愛嬌のない子でした。
また、このようにも、ありました。
本書では「愛嬌」は天性のもの、「愛嬌力」は後天的に体得するものと定義しています。
つまり、祐川さんの「愛嬌力」は、努力して身につけたものだということです。
さて、その「愛嬌力」。
帯にはこう書いてありました。
運と縁を引き寄せる「ほめられる」技術
あなたの近くにもいませんか?
なぜか、いつもかわいがられるんだよね、あの子。みたいな。
そのヒミツが、祐川さんの著書に書かれています。
詳しくは、ぜひ、買って読んでいただきたいのですが、ちょっとだけ、抜粋して引用させていただきます。
<あなたの可愛がられ度チェック>
3)そう簡単に人に弱みは見せられないと思っている
9)尊敬している人は少ない、またはいない
13)お世辞を言うくらいなら、黙っていたほうがいい
14)人の長所より、短所に目が向きやすい
15)ついカッとなってしまうことがある
16)愚痴を言うことが多い
本書には20問あるチェック項目の中から、6問抜き出してみました。
いかがでしょうか?
すべてYesだった方は、周囲からとっつきにくい人と思われていたり、あの人感じ悪い!と思われているかもしれません。
この6問。
実は、過去のワタシだったら、すべてYesです(笑)
可愛くないですよねー、愛嬌力ないですよねー。
そうなんです。かわいくなかったんです。ざっと、7年ほど前まで。
めちゃくちゃとんがってました。
たいして根拠もないのに、自信ばかり過剰で。
そのことを指摘してくださった方がいらして。
私はいまでも、その方に感謝しています。
ひとつのきっかけをくださったからです。
それからは、考えなおしました。
とんがった自分をまるくするための努力をつづけ
自分に素直になり、周囲の人を敵と思わず感謝し
いつも楽しいことが自分をつつむように
過ごしていったら
不思議と、幸運や、良縁に恵まれました。
いいことがいつも、むこうからやってきました。
そして、いまが、あります。
自分の心からの想いは、すべて顔や態度に表れますから
うわべだけでなく、ひとに感謝したり喜んだり楽しんだりってことを
無意識にできていることが、私の中の「愛嬌力」だと思っています。
本書には、愛嬌力に必要な3つの要素として、次のことが挙げられています。
愛嬌力のある人は、はずむ「ゴムまり」と同じ!
・適度な空気が入っている(自信やエネルギーがある)
・表面に角がない(さっぱりと物事を丸くおさめられる)
・丈夫である(ストレスに強く、柔軟性がある)
お客様商売をなさる方だけでなく、女性なら、みんな読んだ方がいい☆
5つ星でオススメの本です!
ただし、素直な気持ちで読まないと、大事なことに気づきませんよ。
1冊読むだけで、あなたが「運と縁」を引き寄せることができるようになるのですから、こんなにオトクなことはないでしょう☆
人に好かれてうまくいく「愛嬌力」 はずむ人間関係をつくる仕事のしかた 本間正人、祐川京子(大和書房)
Posted by 長谷川亜由美 at 00:56
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